ディレクター
田村 慎二
現在の仕事内容について教えてください
著名なIP(Intellectual Property|インテレクチュアル プロパティ)の公式アプリを担当するディレクターとして、版権元様への企画立案や折衝・開発進行管理・数値分析まで、幅広く運用業務を行っています。
入社のきっかけは何ですか?
自分自身の可能性の幅を広げられると感じ、中途でサイバードへ入社しました。
前職でもアプリの企画・運用業務に携わっていたのですが、「クライアントからの要望を受けて企画・要件を具体化する」という性質の業務がメインとなり、売上・利益もある程度担保された快適な環境だったため、その快適さに逆に悩んでいました。
私自身「『こんなサービスあったらいいな』をゼロから実現するプロデューサーになりたい」という夢があり、多くの魅力的なサービスを数多く提供し、次々と新たに新サービスを生み出しているサイバードはまさに自身がやりたいことを実現できる場だと考え、入社を決めました。
サイバードでの印象深いことを教えてください
以前担当していたサービスが残念ながら終了となってしまったのですが、サービス終了した後にSNS等で届いたお客様の「悲しみ」「感謝」の声が非常に印象に残っています。
サービス終了から2年ほど経った今でも「あのサービスが今でも残っていたら…」という声が定期的に見られ、「このサービスがあり続けることでこれほど多くの方に影響を与えていたのか」「これだけ生活の楽しみにしてもらえていたのか」ということを改めて痛感し、サービスを継続させることができなかったことを悔しく思うと同時に、改めてこの仕事のやりがいを強く感じることができました。
仕事のやりがいや楽しさ、面白さはどんなところですか?
何よりも、お客様からSNS等で喜びの意見・感想をもらえたときが一番やりがいを感じます。
大型の施策だけに限らず、定常配信コンテンツや日常的に実施しているキャンペーン等、小さなものであってもそこには「これは喜んでもらえるぞ」「これは話題になる」という想いがこもっているので、やはり「狙い通りお客様から喜んでもらえた」ということが一番の原動力になります。
リアルタイムに反響を見ながら「これはすぐにこう修正しよう」「次はもっとこうしよう」と短いスパンで試行錯誤できることは、インターネットビジネスの楽しいところだと思っています。
失敗談や苦労話、プロジェクトの裏側など
入社時にジョインしたプロジェクトでの苦労話・失敗談となります。
前任者との入れ替わりで入社したため、当初は仕様を理解しながら運用を行うことだけでも精一杯な状況でした。数値にコミットするにあたり「このコンテンツはこんなふうに改修すればもっと良くなる」「こんな新機能も入れたい」といったやりたいことがたくさん出てきてしまい、とにかくスケジュールを詰め込んで新しいことをたくさん行ってきました。
実施にあたってはチームメンバーにノウハウがないものも数多くあったのですが、開発においては自分でも技術者向けドキュメントを読み込み、仕様設計を行ったり、アニメーション制作用ソフトの使い方を1から習得してデザイナーにレクチャーしたり、自分で担える部分を担うギリギリの進行でどうにか実現することができました。
苦労して実現したものは数値の改善にも繋がり、今後のノウハウにもなるので全くの間違いだったとは思わないのですが、今思えば当時は破綻しているスケジュールで強行し過ぎたと反省しています。
そのときの担当エンジニアやデザイナーから「田村と仕事をすると新しいことに挑戦できるので楽しい」と言ってもらえたことは励みになりましたが、現在はそのときの反省を活かし、「やるべきことをやって絶対に100点をとる」ではなく「100点を目指して、80点とれればよい。残り20点は後でどうとでも改善できる。」という考え方を心がけています。
あなたにとってのCYBIRD SPIRITは何ですか?
「お客様の期待を上回る価値を創造・提供すること」です。
「それなりに良いものを作ってそれなりのプロモーションをすれば物が売れる」という時代ではないと思うので、いかに情熱を注いでお客様の期待を上回ることができるかということが、自分にあたえられたミッションの本質だと考えています。
これからやりたいこと、チャレンジしてみたいことはどんなことですか?
WEB業界を目指すきっかけとなった自身の夢でもある、「『こんなサービスがあったらいいな』と思うものをゼロから生み出すプロデューサー」を目指しています。
「今は世の中にないが、今後は当たり前に存在する欠かせないサービス」を次々に生み出していきたいと思っています。
また、少子高齢化に伴う人口減少を考慮すると長い目で見て「国内だけをターゲットにする」ということは確実に限界があるので、海外向けのサービス展開も絶対に実現したいと考えています。
まずは国内のファンの方に喜んでもらえる、満足してもらえるサービスの提供をすること。それができたと自分でも思えたならば、次は海外です。全世界のお客様にIPの魅力を伝えたいです。
職場はどんな雰囲気ですか?
良い意味で「ほどよい距離感」のチームだと思います。
フルリモートですがコミュニケーションが取りづらいということはなく、むしろお互いの都合に合わせてやりとりができるので各々が業務に集中でき、必要に応じていつでも相談がしやすい環境です。
また、上長との1on1が毎週あるので、「大したことではないけども」という相談も気兼ねなく行うことができ、何かと抱え込んでしまわず快適に働くことができます。
一緒に働いているメンバーへの想いをお願いします
いつも支えていただき、本当にありがとうございます。
あれもしたいこれもしたいと欲張りな相談ばかりしてしまっていますが、全員で作り上げた内容で「昨日より今日、今日より明日」と確実にサービスが日々良いものになっていっています。
また自分だけでは気づかないこと・考え付かないことがたくさんあるので、「これはこうした方がいいのでは」「これをやってみたい」と意見をいただけることもいつも非常に助かっています。
引き続き一緒に困難を乗り越えていければと思っていますので、これからもよろしくお願いします!
※内容は取材時のものです