事業部長
朝木 奈都子

現在の仕事内容について教えてください
ラブ&スマイル事業部にて事業部長を務めながら、イケメンシリーズの1タイトルのプロデューサーも兼任しています。
事業部長としては、事業全体の運営方針を決め、舵取りを担っています。プロデューサーとしては、タイトルの全体管理を担当し、より多くの方に楽しんでいただける作品づくりを目指しています。
イケメンシリーズには立ち上げ当初から10年以上携わっており、非常に思い入れのあるIPです。これからも長く愛されるコンテンツとなるよう尽力していきたいと思っています。
入社のきっかけは何ですか?
前職でお世話になった先輩が勤務しており、「プランナー+α」の業務に誘われたことがきっかけです。
前職ではメーカーの携帯サイト運営を担当していましたが、サイバードでは広く愛されている有名なIPに関わるプロジェクトに携われると聞き、興味を惹かれて入社を決めました。
サイバードでの印象深いことを教えてください
会社のバリューである「挑戦・本質・愛」です。特定の誰かの言葉ではありませんが、社員のみなさんと接するなかで、この価値観を大切にしていることが伝わってきますし、私自身も働くうえで常に意識しています。
特に「本質」という言葉にはこだわりがあり、「何のために」「誰のために」仕事をするのかを常に自問自答するようにしています。これは仕事だけでなく日常生活にも当てはまる考え方で、目的がブレないことは、他人への説得力や自分自身の納得感にもつながり、自他に与える影響が大きいと感じています。会社の考え方に置き換えると、まさにVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)にも通じるものがあると思います。

仕事のやりがいや楽しさ、面白さはどんなところですか?
イケメンシリーズのブランドが大きくなり、多くのお客さまから好きと言っていただけること、さらにはイベントに足を運ばれた方が笑顔になっている姿を見ることに、大きなやりがいを感じています。実際にお客さまと接することで「これだけ好きでいてくれてるんだ」と改めて実感し、刺激を受けることも多いです。
また、新規ゲームやイベントのテーマを考える際には、定量的なデータ分析を行い、数字を読み解きながら対応策を検討します。感覚的に企画を考えながらも、結果を数値で確認し、改善を重ねるプロセスがとても興味深いです。
サービス当初、分析指導を受けたこともあり、定量的な視点を大切にする習慣が身につきました。
さらに、チーム内外問わず、さまざまな人の意見を聞くことで新たな視点を得られることも、この仕事の魅力のひとつだと思います。
失敗談や苦労話、プロジェクトの裏側など
イケメンシリーズの立ち上げの際、当時、想定を超えるお客さまがアクセスしてくださったことでサーバがパンクし、毎晩のようにサーバダウンを繰り返してしまいました。期待してアクセスしてくださったのにゲームが遊べない状況を生んでしまい「お客さまを悲しませたくない」「なんとかしなければ」とエンジニアと共に復旧作業に奔走していました。
当時はリモートワークではなく、遅くまでオフィスに残り対応していたので、タクシーで帰る日々が続きました。大きな機会損失ではありましたが、それ以上に「期待に応えたい」「ちゃんと遊んでもらいたい」という気持ちが強かったです。その後、無事にサービスを安定させ、多くのお客さまに楽しんでもらえたときの達成感はひとしおでした。
あなたにとってのCYBIRD SPIRITは何ですか?
MISSIONにある「HAPPY」と「スマイル」は最強にポジティブな無敵の言葉だと思います。これを掲げて働くことは光栄なことで、社内のメンバーやお客さまなど、関わるすべての方に届けることが私の理想であり、目標です。
また、VISIONにある「情熱」については、私自身クールだと言われますし、そうあろうと思っていますが、コミュニケーションのなかでつい熱が入る場面もあります。そんなときは、リーダーとしての立場もあり、公平性や納得感を大切にするよう心がけています。その上で、「重ね続ける」ことの大切さを常に意識しています。
そして、VALUEの「挑戦・本質・愛」のなかで私が一番意識しているのは「本質」です。何かを行う際に「目的」を明確にすることを重視しており、それはつまり「本質」を見極めることにつながっていると思っています。

これからやりたいこと、チャレンジしてみたいことはどんなことですか?
イケメンシリーズが20年、30年と長く愛されるブランドになるために、これからも果敢に挑戦し続けたいと思っています。そのために必要なのは、中長期での戦略の策定や、タイトルのラインナップなどを見据えた計画立案です。
自分たちが作りたいものと、お客さまが求めているものが重なってこそ、プロジェクトは成功すると思っています。そのバランスを見極めながら、これからのイケメンシリーズをより強いブランドへと育てていきたいです。
職場はどんな雰囲気ですか?
黎明期のサイバードには少し怖い先輩方もいましたが(笑)、今はとても優しく、温和な雰囲気の方が多い職場です。言いたいことをしっかり相談できる環境が整っていると感じますし、自分自身も相談を受ける立場として、話しやすい雰囲気を意識しています。
一緒に働いているメンバーへの想いをお願いします
尊敬できる優秀な方がとても多く、何よりみなさん優しいです。組織を一緒に運営しているみなさんのことを、私は本当に好きだなあと思っています。
一方で、事業部長・プロデューサーという立場上、現場のメンバーからすると少し遠い、あるいは怖い存在に見えてしまうこともあるかもしれません。だからこそ、できるだけそう感じさせないように意識しながら、コミュニケーションを大切にしています。
※内容は取材時のものです