「当たり前じゃない」のひとことが変えた働き方ーー「挑戦」を武器に、デザインの可能性を広げる

デザイナー
渡部美由紀

現在の仕事内容について教えてください

イケメンシリーズ全体の施策やイベントのデザイン制作・監修を中心に、マーケティング領域でのデザイン検証も手掛けています。また、各プロジェクトのサポートに入ることもあり、ゲームデザインに限らず社内全体の幅広いデザイン業務に携わっています。その中で、デザインチームのリーダーとして指揮を執っています。
加えて、今年から新卒社員の研修チームの責任者も務めさせていただいています。

入社のきっかけは何ですか？

私は中途入社なのですが、当時のサイバードには私が持っていたデザインスキルを持つメンバーが少なかったため、プロジェクトチームから「ぜひそのスキルと経験が必要です！」と言っていただけたことが大きな理由です。
また、年齢や性別に関係なく、社員同士が自由に意見を言い合える環境が整っているということが、お話を伺っているときにみえたので、自分のスキルを活かしながら新しいことにチャレンジできる職場だと思い、入社を決めました。

サイバードでの印象深いことを教えてください

以前、当時の上司に「自己評価が低すぎる！」と勢いよく怒られたことがありました（笑）。目標設定と振り返りを提出した際、その内容を見た上司が席まで来てくれて「あなたの持っているスキルやコミュニケーションの取り方、生活面などを含めてそれが出来るのは当たり前じゃないよ！」と言っていただき、忘れられない出来事です。

それまで、自分では「当たり前のこと」「みんな出来ること」と思っていた行動が評価されるとは夢にも思っていませんでした。成果や結果だけでなく、その過程や見えにくい部分もしっかり、ひとりひとりを見てくれている会社だと実感し、その感激で会社のティッシュ箱を使い切るほど号泣したのを覚えています（笑）。

この出来事をきっかけに、自分自身の成果や考えに自信を持って業務に取り組めるようになり、仕事への向き合い方や心持ちが大きく変わりました。現在、チームのリーダー業務を任せていただいているのも、この経験があったからこそかなと思っています。

仕事のやりがいや楽しさ、面白さはどんなところですか？

時に産みの苦しみを感じることもありますが、自分が携わった施策や商品に対してお客様から「楽しかった！」「かわいい！」「ほしい！」「最高だった！」といったお声をいただけたときは、本当にやってよかった！と思います。デザイナーはお客様と直接関わる機会が少ない職種なので、私自身、リアルでのイベントがある際にはできるだけスタッフとして参加するようにしています。お客様が喜んでくださっている姿を直接見ることができるのはとっても嬉しいですし、今後の活力にもつながります。

また、マーケティング領域でのデザインの検証も、デザインの力で数字として結果が出るのがとても面白くて楽しいです。さらに、いろいろなチームから「このデザインで困っている」「この場合どういう見せ方をしたらいいか」などの相談をいただけることも嬉しいです。デザイナーの力を信じて任せていただいていると感じられるので、「全力で応えたい！」という気持ちで仕事に取り組んでいます。

失敗談や苦労話、プロジェクトの裏側など

チームの特性上、すべてのイケメンシリーズに関わるので、100人以上いるイケメンたちの名前や特徴を覚えるのが最初はめちゃくちゃ大変でした（笑）。

さらに、イケメンシリーズ10周年という節目の年の施策に携わった際は、規模も制作数も非常に大きく、連携する部署も多岐にわたりました。その中で、チームメンバーと協力しながらいかにスムーズに進行しつつ、多くのお客様に喜んでいただける魅力的なものをつくり上げられるか、頭を悩ませました。デザイン案を何稿も出しながら試行錯誤を繰り返し、苦労しましたがその分やり切ったときの達成感は格別でした。

あなたにとってのCYBIRD SPIRITは何ですか？

VALUE「挑戦」です。
やったことがないからやらない、成果が出ないから続けない、ではなく、やったことはないけどやってみたい、成果が出るまでチャレンジしたい、を叶えてくれるのがサイバード。
私自身もその精神を大切にしながら業務に取り組んでいます。

日々さまざまなことに挑戦し続けることで、お客様により喜んでいただけるサービスを提供できていると感じています。
そして、それは「挑戦」だけでなく、VALUEに掲げられている「本質」や「愛」にもつながっているのかなと思います。

これからやりたいこと、チャレンジしてみたいことはどんなことですか？

まだまだ自分自身を一人前とは言えないかもしれませんが、これまで培ってきたデザインスキルや社内での向き合い方などを次世代に伝えていけるよう、後輩デザイナーの育成や採用にさらに積極的にチャレンジしていきたいです。
また、現在進めているマーケティング領域でのデザインの検証についても、もっとさまざまな角度から挑戦を重ね、より効果的で新しい取り組みを実現したいと考えています。