お客様の求めるものをどれだけ提供できるかーー常になぜ?を繰り返し、楽しみを届けたい

ゲームディレクター

全世界でのシリーズ累計会員数3,500万人を誇る『イケメンシリーズ』でディレクターを務める平栗健斗。サイバードへは、リモートワーク移行後に入社をしました。入社を決めた理由、内に秘めた仕事に対しての熱い想い、そしてこれからについて語ります。

大切なのは”本質”とその想いを共感できる”仲間”

▲社内共有会での進行役では各発表者へのコメントも柔軟な平栗

サイバードに入社する前はカードバトルゲームのプランナーだった平栗。日常生活の中であっても仕事に関連することを考えるときが多かったと言います。

平栗「街を歩いていても、気になった施策があると何でこの仕様にしたんだろう、何でこのやり方にしたんだろう、と常に考える癖がついたと思います。一緒にいる友人からしたら面倒だったかもしれません(笑)」

2020年にサイバードにプランナーとして入社した平栗。2022年現在はディレクターとして『イケメンシリーズ』の企画、分析、問題解決、作業効率化、チームマネジメントを一手に担っています。

平栗「前職もゲーム会社で企画を担当していましたが、サイバードで担当しているゲームは、内容、ターゲット年代、性別、売り方がこれまでやってきたものとは正反対くらい違うものでした。転職を検討しているときには、同じようなゲームジャンルの会社にするか、それ以外のジャンルで自分がどれだけ挑戦できるか、という選択肢で悩みました。サイバードへの入社は同じ企画職ではあるけれど自分にとって新しい領域への挑戦でした」

悩んだ末にサイバードでの挑戦を選んだ平栗。その選択の根底には『本質』というキーワードがありました。

平栗「前職で担当していたカードバトルゲームは、強いボスを倒すためには、お客様はカードを買う必要がありました。しかしサイバードのイケメンシリーズは、キャラクターを推す、ストーリーを読み進めることでビジネスが成り立っていることがこれまでと違っていて、自分にとって衝撃的でした。ただ、サービスの本質はどちらも変わらないなと感じていました」

お客様が求めるもの、需要に対してきちんと供給ができるかどうか。ジャンルや手段が違えど、本質は変わらない。その気付きが新たな領域での挑戦をする背中を押したのです。

迎えてくれたのはリモートワークの壁を感じさせない仲間の温かさ

▲リモートワークの合間に散歩でリラックス

サイバードは2020年の早い段階でリモートワークでの働き方にシフトしました。多くの企業が手探りでリモートワークでの事業推進を模索しているなか、平栗はサイバードへの入社を決意しますが、面接から入社に至るまで実際に社員とオフィスで顔を合わせることはありませんでした。しかしオンラインでのコミュニケーションのみでも『この人たちとやってみたい』という想いが芽生えたのです。

平栗「サイバードへの入社を決めた理由は『人』です。面接のときに当時のプロデューサー、ディレクターと話しているなかで、僕が仕事に対して思っていたことと同じことを考えていることが分かりました。大切にしたい本質、ビジョンが一致している人たちと一緒に働きたい!サービスを作っていきたい!と思ったことが大きかったです。そして入社してからもこの判断は間違いなかったです」

前職でもリモートワークを経験しており、気を付けるべきところも分かっていたので、リモートワーク下での入社には大きな心配はありませんでした。

平栗「入社後、ジョインしたチームも始まったばかりのリモートワークでの入社であることを意識してくれていて、オンラインでのランチ会だったり、コミュニケーションをとる場を当時のプロデューサーやディレクターが用意してくれたり、さまざまなコミュニケーションの機会があったので、チームの輪に入りやすかったです」

そして、チームメンバーとの関係構築のために、平栗自身も気を付けたことがありました。

平栗「実際に顔を合わせて話すのと、チャットでのテキストコミュニケーションとでは、同じことを伝えても微妙にズレたり温度感が違ってしまったりすることがあると前職のときから気付いていました。なのでサイバードに入ってからもその点に注意していましたが、チーム内のメンバーも同じことに気を付けてコミュニケーションを取ってくれていたのでジョインしやすかったです」

メンバーの喜びが自分の喜びになる、その瞬間を常に再現したい

▲子供のころから変わらず好きな漫画で気分転換

平栗は、入社から約1年半後の2021年度下期に社内評価制度であるCYBIRD HEROESのMVPを受賞しました。タスク管理、他部署との調整、メンバーへの柔軟なサポートが評価されたのです。

企画職には施策リリース後に分析し、チーム内へ共有、という仕事があります。それまでのやり方がある程度確立している中で、なぜこのやり方なんだろう、ちょっとやりにくいなというところもありました。ですので、みんなで考えてやりやすくしよう、と仕様書や分析の仕方などを改善したのです。

平栗「他の分析チームとも一緒に整理していった結果、一番効率よく分析できるチームになったと思っています。その結果、必要なところに時間をかけることができるようになりました。こうやって見直し、改善し、良い結果が出たというとき、とても達成感を感じられますし、そういったところを評価していただいたのかなと思っています」

ディレクターになり半年、それまでよりも視野が広がりチームメンバーのサポートや担当タイトルに対しても愛を持って向き合っていたこともMVP受賞となった理由のひとつでした。

平栗「今はディレクターとなり、自分で直接施策を担当していませんが、メンバーの間に入って調整したり、アドバイスした結果として売上に繋がり、良い結果がでるよううまくいったとき、とても嬉しいです。その仕事を任せたメンバーが喜んでいて、成功体験を得ることができてよかったなと思います。最近はそういうことがやりがいになっています」

平栗自身もプランナーや企画を担当してきたからこそ分かる、大事にしていること。その想いが平栗の仕事に対するこだわりにも繋がっているのです。

平栗「仕様書を作成しマスタを作り、リリース。結果を分析し、また次の企画を推進する、ということをぐるぐると回していきます。他社では施策を放り投げて次に行ってしまったり、工数がひっ迫したりするチームもあると思います。本当は分析に時間をかけるために他を効率よくするのが本質だと思っていて、傾いたあとに分析を進めても結果論でしかなく、建て直しも難しくなります。何のためにその施策を行い、結果どうなったか、というのが大事だと。

『再現性を大事にする』ということが自分の中で大切にしていることです。何回も施策を打てば1個はあたる、それはあることだけど、再現性の高いストックを作っていくことが、企画の武器になると思っています」

チームは十人十色、だからこそ仲間へのリスペクトを大切に

▲好きなゲームからの影響でテーマパークへも行くように

ディレクターとして日々学び、成長している平栗には次なる目標があります。それは、『イケメンシリーズ』を横断的に分析できる人になることです。

平栗「僕にとってディレクターとは、困ったときに相談できる人だと思います。そして、自分自身もそうありたいです。極論ですが、普段はいなくてもなんとかなるけど困ったときに呼ぶランプの精みたいな(笑)。そんな存在になれたらなと思っています」

また、分析することが好きな平栗は、ディレクターとしてサービスのみならず、チームを分析し、売上を上げることにも寄与していきたいと考えています。

平栗「今はひとつのタイトルを担当していますが、複数のタイトルを見てイケメンシリーズ全体に貢献できるようになれたらなと思います。分析チームは既にあるのですが、イケメンシリーズに特化した分析が出来る人というような、新たなポジションになりたいです」

そして、過去現在、これからも変わらず大切にしたいことがあります。

平栗「一緒に働いている人を大切にすること。リスペクトする気持ちを持って接すること。自分に対してではなくても、やり取りを見ていて相手の立場になり丁寧に仕事をしている人ってわかりますよね。文章からもその背景に、人となりが見えてくると思うんです。
言葉の選び方や、伝わるだろうという推測ではなく、誰に対しても必要なことは書き出して伝える。そういったことを意識しています。

ひとつのプロジェクトで仕事をすると、自分にはできないことをやっている人たちと一緒に働くことになります。僕は自分ができないことをできる人って、素直にすごいな、と思うんです。そういう人たちが集まってチームになるので、リスペクトすることを大切にしています。

意識しているからこその丁寧なやり取りとか、感謝を忘れないように、当たり前のことを当たり前のようにやる。サイバードに入って残念なやり取りをほとんど見たことがないです。相手をリスペクトしているし、仕事に対してもリスペクトを感じられる環境です」

最後に「エンタテインメントは自らも楽しまなくちゃダメ!」と平栗は言います。

平栗「自身もチームメンバーも作り手としてはもちろんのこと、ユーザーとしても自分たちのゲームを楽しんでいます。そうやって自分たちが楽しめるものに対しては、お客様からも良い反応をいただけるのです」

一緒にやっていて笑顔になれる人と働きたい。一緒にサービスを届けていきたい。そんな想いをチームのみんなと、サイバードのみんなと共有していきたい。

平栗「スキルはあとからついてきます。前提にある、一緒に仕事を楽しめるものって押し付けて身に付けられるものではないです。お客様に届けて、喜んでいただいて、それをやったね!と一緒に喜べる人たちと、これからも一緒にやっていきたいです」

信頼し、リスペクトしてやまない仲間とともに楽しみながら、平栗はこれからも世の中に喜びと楽しみを届けることに邁進していきます。

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